ドクターXと産科と切迫早産
「私、失敗しないので」
このセリフと米倉涼子さんが主演ということだけは知っていましたがリアルタイムで見たことはありませんでした。
これまで自信たっぷりのドクターの話、面白いのかなぁという印象しかありませんでしたが、Amazon Prime Videoでシーズン1の1話を見たらどっぷりはまってしまい、いまシーズン3を見てます。
権力に屈しない若い女性ドクターが患者目線で治療にあたり、時には権力者を振り回す姿、とっても痛快です。心温まるストーリーもあるところが好きです。
先日再放送でも高視聴率を記録していましたが、やはり、人気がある物には理由があるんですね。食わず嫌いでした。
出産時や今後、何かあったら大門未知子に助けてほしい…
と完全に、ドクターにすがる気持ちの患者目線です。
最近は医師不足もあり、お産を扱う病院はどんどん減っているようです。
通っている病院も定期検診の予約は5分刻み、それでも受付はいつも大混雑で検査項目が多い日は終わりまで数時間かかることもざらです(予約時間より早くいってもそれです)。
そんなこともありお医者さんも職員の方もいつも忙しそうな様子です。
医師不足で只でさえ日中も多忙の中、24時間いつあるか分からないお産を何件もこなす産科医は特に激務で、先生方には本当に頭が下がります。
中には流れ作業で、すぐに「はい、次」という先生もいますが、指名して担当していただいている先生はとても丁寧に説明してくれ、最後に必ず「何か聞き残したことはないですか?」と聞いてくれます。
切迫早産と診断されたとき、
え、早産??もう産まれるの??
もしかしてもうダメなの?産まれないの??
と状況がよく分かっていなかった私ですが、忙しい中でも患者に寄り添って説明してくれるお医者さんに診てもらえて、この先どうなってしまうんだろうか、赤ちゃんは大丈夫かという不安が少し和らぎました。
失敗しないと断言できるお医者さんは中々いないと思いますが、患者に寄り添ってくれるお医者さんがたくさん増えてくれるといいなと思います。
そしてそんなお医者さんが健康に働き続けられる病院環境も整うと更に良いなと思います。